車&バイク

ランドクルーザー70(HZJ76)1HZ オイル交換編

こんにちは、今回の気になる事柄は愛車ランクル70のオイル交換です。

そもそもランクル70ってなんだ?って方は

ランドクルーザー70(HZJ76)ってどんな車で維持費はいくらかかるの?

を記事にしていますのでこちらもどうぞ。

では

僕自身も普通の車に乗っている頃は気にかけたことすら無かったのですが、気にするより他ない事実・・・

それはズバリオイル量の多さ!!

この使用オイル量を知りながら、お店のピットに笑顔で手を振ってランクルちゃんに『いってらっしゃい』と声をかけてあげられるオーナーさんは静かにページを閉じてください。(笑)

冗談はさておき

本当に長く大切に乘り続ける為には無駄な事にお金を使わずに、ここぞという時の修理費に当てましょう。

とは言ってもオイル交換をしないわけにはいかないので・・・

この記事では
  • オイル交換を自分で挑戦してみたい人
  • 少しでもお金をかけたくない人
  • ランクル70を長く大切に乗っていきたい人

に向けて記事を書きました

そして

この記事を読むことで
  1. 費用の話
  2. 用意するもの(工具含む)
  3. オイル交換の手順
  4. 注意事項

が分かります

そして何より自分で手をかけてやることで

もっとランクル70が好きになります

ちなみにランクル70には12V車と24V車があります

ここでは12V車の車を使用しています。

見分け方が分からない方は

ランドクルーザー70(丸目)12V車と24V車の見分け方

を記事にしていますので

合わせて読んで見てください

①費用の話

例えば軽自動車のオイル交換をお店やガソリンスタンドに依頼した場合

使用するオイルのグレードや使用量、オイルエレメント交換の有無はありますが

概ね工賃含め3ℓのオイル使用で2,000円から4,000円の間ではないでしょうか。

あいだを取って1ℓあたり1,000円として。

ではランクル70の使用オイル量はというと

使用オイル量

 オイルのみ交換時

  10.0(L) *

 オイル&エレメント交換時

  11.3(L) *

 *取扱説明書を参照(実際はもう少し少なめ)

となり

先ほどの1ℓあたり1,000円とした場合には

1回のオイル交換で約10,000円前後の出費になります!

今回使用したオイルは20ℓのペール缶で約10,000円前後

そうなんです。

お店に頼むお金があれば2回オイル交換が出来てしまいます!

もしくは

オイルのグレードをもっと良い物にする事も出来てしまいますね。

道具がない場合は、最初こそ多少お金は掛かりますが

すぐに元が取れてしまいます

後ほど紹介します

是非チャレンジしてみてください。

②用意するもの

  • エンジンオイル(10W-30)
  • オイルジョッキ(4L)
  • ジョウゴ(ジョーゴ、漏斗)
  • キムタオル(ウエス等でも可)
  • オイルフィルター(以下:エレメント) *エレメント交換の場合のみ
  • ドレンワッシャー・パッキン(PIAA表記:DP12)
  • 手袋(あれば良い)
  • 廃油受け(廃油処理ボックス等) 
  • 段ボール等(車体の下に敷く物) 

撮り忘れましたが、今回はこのオイルを使用しています

今回はホームセンターで入手した比較的リーズナブルなエレメント使用。今の所問題はなさそうです 笑
ドレンパッキン

オイルフィルターがあまりにも安すぎる物に不安な方は

手が汚れるのが嫌な方は↓↓

用意する工具

  • ラチェットレンチ
  • 14ミリソケット
  • オイルフィルターレンチ(PIAA表記:W-100)
  • エクステンションバー
  • 1417メガネレンチ(無くても可)
14mmソケット、エクステンションバー、ラチェットレンチ

ちなみに1417メガネレンチがあれば尚よいです。撮影時忘れた為ラチェット使っていますが、普段はメガネレンチを使用しています。今はなくてもオーケーです。

工具を何も持って無いよって方は、先行投資でコスパ重視の↓↓

これから挑戦するのであれば買っても2~3回で元が取れます

それでは実際にやっていきましょう。

ここからは実際の手順です。いつでも読み返せるようにブックマーク登録がおススメです

③オイル交換の手順

携帯を汚さないように注意して始めましょう

1)まずはエンジンを掛け暖気しましょう。

これはオイルを抜けやすくする為です。フライパンの肉料理の脂を想像してもらえるとわかりやすいと思います。白く固まっている脂も温めると液体に変わるように、エンジンオイルも冷えている状態よりも暖かい状態の方が抜けやすく作業時間の短縮になります。暖気が終わったらエンジンを切ります。

2)ボンネットを開ける

運転席に座りハンドルのやや右下にある『給油口』レバー、の隣にあるレバーが『ボンネット』のレバーです。そのレバーを手前に引きます。

ボンネットレバー

車の前方に回りボンネットとグリルに隙間が少し空いているので、そこから手を入れます。

レバーは見えないので手探り

正面から見て中央よりやや右(助手席側)にあるレバーを上に押し上げると同時に両手でボンネットを持ち上げ、ストッパーをかいます。

レバーを持ち上げる
ストッパー
ここへ掛けます

4)オイルを抜く

オイルを抜くと言ってもいきなり下に潜ってドレンボルトを抜いてはNGです。まずはエンジンオイルの注ぎ口のキャップを開けましょう。例として醤油さしを思い浮かべれば分かるかと思います。小さな穴を指で押さえると中身が出にくいですよね?同じ原理です。空気の通り道を作りましょう。

注ぎ口のキャップです
オイルの抜けが違います、効率を高めます

ここまで来たら車体の下へ段ボールなどを敷き、工具(ラチェットレンチに14㎜ソケット)と廃油受け、ウエスを持ち車体下へ潜りドレンボルトを緩めます。

※1417メガネレンチがある人はここでラチェットを使わずメガネレンチでドレンボルトを緩めましょう。

チカラが入る上に、あと片付けがとても楽。

画面中央にあるのがドレンボルト*写っているタイヤは前輪左
14㎜ソケットで反時計回りに回す
ドレンボルトが緩んだら、手で緩めます

 ここで気を付けてください!先ほどのオイルを抜く前の工程で暖機運転をしていた為に、オイルが高温になっています。極力手などに掛からないようにドレンボルトを取りましょう。でも多少は必ず掛かります。笑

こういった大きめの廃油受けがあるとより便利です↓↓

5)エレメント交換

無事にここまで来たら、次にエレメントの交換です。エレメント交換が不要の方は次工程に移ってください。エレメント交換の目安としては、

10000㎞に1回交換で良いでしょう。例えば、5000㎞でオイル交換のみ、次の5000㎞でオイルとエレメントという形です。ちなみに自分は、

3000㎞でオイル交換のみ、次回も同様、3回目の3000㎞でオイルとエレメント交換という様に、9000㎞でエレメント交換をしています。交換時期については人やお店によって変わりますので、あくまでも目安と考えてください。走行距離数が少ない方は距離ではなく期間で交換する方法もあります。では早速、

車体の左側(助手席側)に回ります
オイルレベルゲージ(黄色い輪)の付近、画面中央がエレメント

エレメントを発見出来たらオイルフィルターレンチをエレメントの頭に帽子を被せるように被せ、ラチェットにエクステンションバーを付けてエレメントを半時計周りに回し緩めます。

帽子を被せるように
被せて
半時計周りに回し緩める

この時の注意は、エレメント内部に残っているオイルが下に漏れるため、キムタオルやウエス等をあらかじめオイルで汚れそうな場所にセットしておきます。こうすることで汚れを最小限にする事が出来ます。

次にオイルエレメントを開封して、透明なフィルムをはがします。はがした部分にゴムで出来たパッキン(Oリング)があるので、その部分に新しいオイルまたは廃油(抜いたオイル)を1周塗ります。ちなみにパッキン部分にオイルは必ず塗るようにしてください。後は元あった場所に時計回りに回し締めていきます。

開封
透明フィルムをはがす
廃油を指につけ(新しいオイルの方が良いらしい)
パッキン部分に塗ります
元の場所に戻し、時計回りに締める

画像にはありませんが、オイルフィルターレンチを使い適正トルクで締めこみます。エレメントが車体側に触れてから3/4回転(12時の位置から9時の位置まで)締めます。難しく考えないで、手で締めて締まらなくなった位置からレンチでギューっくらいです。(笑) 要するに漏れなければOKです。

6)新しいオイルを注入

ここまで来たらあと少し!外したドレンボルトのパッキンを新品に変えてドレンボルトを元に戻します。後は初めに外したオイルキャップの位置から適量のオイルを注入します。

古いパッキンを外し
新しいパッキンを付ける
ジョウゴを使いオイルを注入
キャップを戻す

7)エンジンを掛ける

エンジンを掛けてエレメント付近やドレンボルト付近からオイルが漏れてないかを確認しながら暖気し、エンジンを停止させ2~3分置きオイルレベルゲージでオイル量が適正値にあるか確認してすべての作業が終了になります。ちなみにオイルの適正値は諸説有りますが自分の場合は、オイルレベルゲージ先端部分に空いている2つの穴と穴の丁度中間を狙っています。

④注意事項

1)暖気によりオイルは抜けやすくなるものの、マフラーやオイル自体が高温になる為火傷に注意する事。

2)オイルキャップを外してからオイルを抜くこと。思わぬ跳ね方をする場合がある。

3)ドレンボルトやオイルエレメントを締めすぎない。ドレンボルトが付いているオイルパンは締めすぎによって破損する恐れがあります。漏れない程度で良いので締めすぎには注意しましょう。

4)オイルエレメント交換時、廃油等のオイルをエレメントのパッキンに必ずつける。これを怠るとパッキンがヨレたり破れたりしてオイル漏れに繋がりかねません注意しましょう。

5)ドレンパッキンは毎回新品交換の必要はないが、できる限り新しい物を使う様に心がけましょう。高いものではないのでオイル漏れのリスクを減らし、知らず知らずオイルがスッカラカンでエンジンに大ダメージ…。になりたくない人は注意しましょう。

最後に…

これを機に自分でやれることは自分で挑戦して長く大切にランクルちゃんを可愛がってあげましょう

今回の記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです

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ではでは

ABOUT ME
気になる人
エンジンがあってタイヤが有る物はだいたい好き。 何事にも興味深々で自分でチャレンジしたがる性格。 そんな僕が日々の気になる事柄を投稿しています。このブログを参考に少しでも皆さんの生活のお役に立てて頂ければ幸いです。

POSTED COMMENT

  1. ヤッホー より:

    はじめまして!
    参考にさせてもらいたいのですが、新しいオイルを入れる際のオイルパンのドレインボルトは、どの程度しめればいいでしょうか?トルクレンチで締められてますか?

    • 気になる人 より:

      ヤッホーさんはじめまして。
      適正トルクは決まっていると思いますが、トルクレンチは使用していません。
      感覚値で締めているので言葉にするのは難しいですが、、、。
      ワッシャーにボルトが当たってから45°という方も居ますが、
      私の場合はあまり難しく考えず、体重をかけない【手】だけのチカラのみで締まるところまで。という感覚です。
      曖昧な表現で申し訳ありません。参考になれば幸いです。

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